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                 「ライダー宿 駄貸し屋を開きたい!」
                   という夢を追い海を渡ったお話
 

            



 佐渡島に行ってまいりました。

佐渡は三年ほど前に行ったのですが、はっきり言ってハマりました。

日本全国を旅し、移住もしてきた私なので目も肥えているのですが、やはり
食べ物の美味しさと気候、建築物のモダンさなどあげたらキリが無いほど出て
きます。


今回の佐渡渡航は、佐渡の空き家物件を企画振興課離島振興係の方が同行して紹介して
くれるということで実現しました。当日は日曜日でありながら丸一日をかけて5ヶ所ほど
をキチンとした工程表や間取り図などを作成した上での視察となり、旅費の一部も佐渡市
が補助していただけるので至れり尽くせりの待遇でした。心から感謝したいと思います。

 お役所というのはこれからはこういう姿勢で取り組んでいただきたい、道中各物件で
家主さんと話をする担当者の方は世間話などの会話にも長け、「これが私の仕事ですから」
という謙虚な気持ちと型にはまらない物言いは本当に関心するものがあります。
担当者の方々とは佐渡に移住したら一杯飲みたいお方でした♪

全国の振興課の職員は佐渡市企画振興課離島振興係を見習うべし!

        「いい仕事してますねぇ」の図

■当日用意された書類

島全体の見取り図、物件情報、日程表、旅費清算書など。

旅費清算書の返信封筒に切手を貼り、宛名も書いてある。

こういう細かいとこの配慮こそが過疎化の進む地域での振興という業務に良き結果を成すものなのだと信じてやまない。





 さて、佐渡に行くまでにスタンレーの魔女に獲りつかれた私とみっぴは豪雨のために
上越道が通行止めになったりするなど波乱万丈で佐渡に着いたわけですが、宿泊先は
天乃屋さんにいたしました。

 お馴染み「スタンレーの魔女」




やはり天乃屋は最高です。


囲炉裏に五右衛門風呂、目の前には海があり魚は糸をたらせばすぐ釣れます!


 見事な囲炉裏                  絶景な海


 古民家 天乃屋                五右衛門風呂

 釣った魚を囲炉裏で焼く!        鬼ソリ大将と飲みました♪



 天乃屋のすぐ近くにある「赤ちょうちん」という焼き鳥屋兼ラーメン屋さんが
あるのですが、ここのラーメンが絶品!

ここの大将のMさんは見ての通りの鬼ゾリで、ふつうの人なら怖くて話し
かけられないのですが(マッハクラブの勇士でも無理だった)、この日は運良く
大将が奥さんを連れてきていてご機嫌だったので関西ノリのボケつっこみを
駆使し、話しかけたのですが、関西人よりツッコミがうまく、ノリツッコミまでする
という兵なお方でした♪

ここのラーメンのコクはすごく深く絶品なのですが、Mさんの言うには魚介類
のダシは一切使っていないとのこと!よくそういうふうに訊ねられるのだとか、
(私も魚介を使っているのだと感じてしまいました、さすがです。)
特にここのチャーシューはMさんが命がけと言っていいくらいに手間をかけて
作っているらしく、この日は酒のつまみにチャーシューの盛り合わせとワラビの刺身
なんてのもいただきました。

うますぎていやんなっちまう・・・


 佐渡の魅力はなんと言っても食べ物の美味しさなのですが、こんなのも食べました♪







 さて、当日の物件視察なのですが、さすがにどこもすごいとこばかりです。






 ウオシュレットのトイレや大きな風呂があるとこもありました。中には相当
老朽化している物件もあるのですが、そういう物件ほど理想の物件だったり
します。
 本当はライダー宿の物件を見つけるまでの仮住まいとして今回は探しに
来たのですが、いやいや・・・、どれも広くてしっかりしています、これで家賃
は二万円代というのですから驚きです!


 そして今回この物件に出会いました。

 釜戸!!!

まさに「ウナギの寝床」と言った感じなのですが、大きな土間の通路が延々と続きます!見た目の外観より入ってみると広い!ケタ外れに広い!なんじゃぁこりゃぁ?
左側に部屋が並び部屋は全部出入りもできるようになっています。

 みっぴア然

居間のとこには側面に天窓があり燦々と光が入ってきます。柱は太く、古民家建築としては立派なもんです。





 
奥の土間にも調理場があるのですが、
この場所はヒノキ風呂か岩風呂なんか設置しちゃえそうです。トイレは・・・・
トイレは老朽が激しくNGです、こりゃ作り直すしかないですね、離れにあるトイレ
はOK、二階はリフォームしてあるのかキレイです。畑もあるし電気ボイラーも
ある・・・、そんで家賃1万五千円!!!!!!!山と畑も付いてる!

 ここでライダー宿できるんちゃうか?

かなりくたびれていますが・・・なんとかなりそう。近くには温泉もあり、川では鮎や
ヤマメが釣れ、海も近く、スーパーなどもあります。

 実はですね、規制緩和で農家民宿ってのの開業がすごく簡単になったんです。
私は元々民宿や旅館の経営に関するフードコ−ディネーターをしていた時期が
あったんで一から旅館経営をするなんてことの難しさってのは熟知しているんです
が、最近はある程度のキャパでも農家民宿ってことで開業できるので佐渡を選ん
だわけなんです、ライダー宿なら競争相手が今んとこ少ないのと、長年の駄菓子屋
経営とホームページの運営で地域だけに留まらず佐渡そのものの情報発信には
相当貢献できるはずなわけですから。
当然、特産品の紹介に限らずT.Uターン希望者の呼びかけや、佐渡に住んでいる
人が食べれない食材を全国から佐渡に送り、食べさせてあげたいというのもあり
ますしね♪
(※今回の視察担当者は「駄菓子屋珍食材図鑑」のマツカサウオが気になって
いました(笑)


農家民宿の詳細



 んでまぁ、この物件の間取り図を簡単にライダー宿にした場合のにしてみました。







 以前沖縄の西表、竹富島に住んでいた時は相部屋素泊まり宿ってのは必ずありまして、
沖縄県だけでもその数はすさまじいものがあります。沖縄の離島までの莫大な旅費
を考えると一泊2000円前後の宿ってのは絶対に必要なわけでして、どこのゲストハウス
も二段ベットを置き、食事は宿泊者が自炊するのがスタンダードです。※詳細
このシステムをドミトリー方式と言いまして、ドミトリーは二段ベッドなどを並べた相部屋
のことをいい、通常、男女別々の部屋となります。週料金・月料金などの長期割引料金
があり、長期滞在向けで、洗濯機やキッチンの使用ができ、シャワー・トイレは共同とな
っているのがドミトリーハウス、いわゆる内地で言う元祖ライダー宿ってわけです。
宿泊者同士が共同生活の中で深いつながりができやすいので、その宿泊メンバーでの
リピーターが多いのが特徴で、それを機に結婚して子供連れで移住してくる家族なども
多いので過疎化対策にはうってつけと言われています。

 西表島の素泊まり宿、宿泊者の写真で壁が埋まっています。


 観光地というのは沖縄県が日本では大御所ですが、実は沖縄県に旅行に行って魅了
された観光客が移住してドミトリーハウスを経営している場所がかなりあります、これは
各島の自治体や行政のバックアップ無しではできないわけですから、沖縄県の観光収益
というのは実はこういう地に足の着いた習慣と方向性から成り立っているわけです。
日本海側の観光客、観光収益減少、人口減少というのは越前クラゲなんかよりも、
「名門の地酒と高級ズワイを食わせればいい」という奢りから来ているとも言われます、
 佐渡島の場合、カーフェリーでのバイク輸送と乗船料金を考えると普通に旅館に宿泊
しても、かなり高くつく避暑地の旅行になります、ある意味ツアー向けの島では無いような
感触を佐渡では受けました。

 どうせなら自分であちこち行って食料を調達して、人と触れ合い、時間の許す限り佐渡を
満喫してほしいというコンセプトであればこれくらいの物件でも十分ではないかと思った次第です。


 さてさて、もし、ここに決めるのであれば、これから観光協会や、簡易宿所営業許可が
下りるか等を調べなければなりませんが、みなさん応援してくださいね!


 最後に今回物件視察に同行してくださいました佐渡市企画振興課離島振興係様並びに
天乃屋店主様、おいしい酒を飲ませてくれた近隣住民の方々に深く感謝いたします。